陰陽五行と体調管理

陰陽五行と体調管理

実は陰陽五行を知っていると健康管理にも便利だったりする。

放っておいてはいけない体調の変化に気づくきっかけにも十分なりうる。

体内で起こる変化、不足を補うことで摂りすぎを防ぐことにつながる。
今回は自分の状態、家族の状態に気を付けるために知っておくための基本をご紹介します。

陰と陽

まず陰陽五行の一番基本になる陰陽!
じつは陰陽は体内にも存在する。
どちらの働きが過剰でも病の種になる。

人それぞれにある最適を見つけるための日々の不足に気を配り、原因を見つけるためにも普段から意識したい。

体を潤し、冷却など調整を行う。内へ向かう力。
不足していると、喉が渇いたり、乾燥やイライラしやすくなる。

体を守る作用。発熱。外へ向かうエネルギー。
不足していると体が冷え、体全般の機能が低下し精神も不安定でやる気も不足する。

気持ちが落ち込みやすいのか?それとも、イライラしやすいのか?
それを意識するだけでも「今の自分に足りていないもの」に気づくことができるようになる。

  • イライラしやすくなっていれば水分を積極的にとってクールダウン
  • 落ち込んでいる時にはお風呂でゆっくり温まる

初期段階の時に対策ができていれば、保つことのできる健康。
その対応を怠り続ける事で、謎のなかなか治らない不調が起きる。

それをさらに放置し続ける事で病に発展する。
多くの不調は日々の不摂生の積み重ねで起きるのである。

五行は体にもある

五行の考え方の基本である木火土金水は体の中にも存在する。

これに生ずる・剋するなどの考え方を学ぶことで不足したり弱っている部分を強め、過剰な部分を減らす。
このバランスをとる生活を心がける。

漢方学や中医学・アーユルヴェーダは、こういった積み重ねで日々をよくする考えといえるだろう。

体に問題がないのに問題が出る場合は、生活の積み重ねのどこかに問題がある。

病院では異常がないとされている時は、その人個人の積み重ねた日常によりよくしていくヒントがある。

それを見つけるヒントを一つでも多く見つけるために、一日に一つの知識は未来を明るくしてくれるかもしれない。

肝・・・木

樹木

自律神経に関わる調整を行う。肝臓はこの「肝」に含まれる臓器。
ここが弱ると決定ごとを避けて優柔不断気味になったり、消化器官が弱る。

心・・・火

大火

「心」には心や心臓が含まれる。血液の循環や精神のコントロールに大きく関わる。
ここが弱ると記憶力が低下したり、動悸起きたり手足などにしびれが出る事も。

脾・・・土

山

食品を消化し、気を作り出す。気からは血液・体液が作られる重要な器官。
冷やしすぎや水分の取りすぎで機能が低下する。

肺・・・金

宝石

呼吸器だけでなく、取り入れた酸素から気を作る。水分のコントロールや免疫機能などにもかかわる器官。
取り入れるだけでなく排出も行うため熱や水分も調整する。弱った場合に免疫力低下にも関わる。

腎・・・水

川

生殖器官、生理器官に大きく関わる器官。特に水分代謝には重要。
機能が低下すると若々しさが失われていくとされる。

気血水

体を動かす基本の3つの作用。
どこが多すぎても不足しても体から何かしらの常にサインが出る。
その反応を普段から感じ調整することが健康でいるための秘訣。

同じ栄養を摂って、同じだけ運動しても必ず適切な栄養・運動量は、季節や体調・個人個人差が出てくる。

その時、その人のベストを見つけるためにも日々意識する事が重要だ。


精神状態の安定や体を動かすためのエネルギーをあらわす。
代謝を担っているため、生命の維持には不可欠。

正常に動かない場合は「消化」の前か後に絞って原因を考える必要がある。

摂取しすぎの場合はかかわる器官に負担が偏り、いずれは消化が追い付かなくなったり問題が出てしまうし、不足している中でやりくりしようとすればどこかにしわ寄せが行ってしまう。

これに関しては収入に近いものを感じる。
負担がかからないところで貯めるものは貯める!使いすぎないコントロールが肝心である。

血液の流れをあらわす。
体を温めたり、体に不可欠な【栄養】・逆に不要になる【老廃物】を運ぶ。

血を作るのに必要な栄養が多すぎるか不足している場合に問題が出る。
多すぎれば処理しきれずに食欲が減ったり体の機能が低下する可能性もある。
少なすぎればやる気が減退しいたり、決断力にも問題が出やすくなる。

血に重要なのは需要と供給のバランスである。
量と質を考えて安定的に生産していくイメージで考えて、よいエネルギーを運ぶためにも食事の質や運動の質を日々意識していただければ不調も減っていく。

知らずにとりすぎている栄養、知らずに不足してしまっている栄養が血の不調につながるのだ。

汗・涙や胃液などの体液をあらわす。
上がりすぎた体温を冷却したり、体の動きをスムーズにするためのサポートを行う。

体液が過剰になると排出する動きが追い付かなくなり腎機能などに負担が増える。
少なすぎれば体が乾燥し、皮膚からの細菌が入りやすくなったり肌荒れなどの可能性も高まる。

水は物流である。
これをきちんと分配するには体に負担のかかるような暴飲暴食や極端な拒食を行わないこと。
そして、筋力が低下することで動きが鈍くなる場合もある。

免疫の反応・加齢・環境へ適応しようとして必要以上に動いてしまう場合もある。
少し過剰だったり少なかったりすることを「個人差」だけで片付けてしまわずに、他の不調とあわせて自分の中の変化に気づくきっかけにしてほしい。

この体液の状態は一番日常的に目にしやすく、知っていることで異常を察知しやすい。

今回は五行と体の関係についてのお話を中心に書いてみました。
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