十干の性質と仕事における得意分野や苦手なことを、各十干の「強い」場合と「弱い」場合に分けて説明します。
ここで言う「強い」とは、命式内でその十干が充実していてエネルギーが豊富な場合、「弱い」とは反対に十干が不足していたり、調整が必要な状態を指します。
これを知ることで、自分の十干が強いか弱いかを把握しやすくなります。
得意な分野がわかっていなくても、苦手な事は把握しやすくその項目から得意を推測することもできるので自分の得意がわからない時こそチェックしてみてください♪
ちなみに、私は丙で周りのモチベーションアップが得意ということになりますが、壬と戊が強く働いており、そこをどう使うかがポイントになっていると感じています。これは「私のことを言っていると思える干支」は通常3つくらいはあると考えています。
※稀に干支の偏りで1つが異常に強い人も存在する。
苦手分野は克服すること、得意を伸ばすこと。どちらかを目標に日々努力すること・工夫をして行くことが良い未来を掴むことになると思うので何をすればいいかわからなくなった時はここにヒントを探しに来てみてください🌟
自分に多いもの、少ない干支を五行に置き換えてイメージしてみるとどう動かすかも見えてくるようになります。私は水と土と火がメインです。大きなダムのような状態なのですが、使わずに放置すればおそらく容量オーバーして洪水……大暴走することでしょう。
水は「知識」これを上手くコントロールして結果につながるように動かしていくことを意識して行動するのが良いというアドバイスにつながるわけですが、どういうわけか水を出すのが苦手なんでしょうね💦
出力することを継続することをすぐ止めてしまいます。自分のダメなところを見つける作業を十干はサポートしてくれるので、迷ったら見直すようにしましょう。多分モチベーションを取り戻せるはずです。
さて、それぞれの十干をのぞきに行きましょう🌠
甲 (きのえ)
得意分野:
・物事を大きく進める計画性と実行力。
・リーダーとしてチームを率いる、長期的な目標に取り組む。
・困難を乗り越える粘り強さ。
不得意分野:
・変化が求められる場面や、小さな問題への対処。
・感情的な対応や、人間関係の細やかな調整。
強い場合
得意分野:
大きな目標設定、リーダーシップ、長期的なプロジェクト。困難を突破する力を持つため、創業や新規事業開発に向いています。
苦手なこと:
細かい調整や柔軟な対応。頑固さが災いしてチームでの調和が乱れることがあります。
弱い場合
得意分野:
細やかなサポートや計画の補助。支援役や下準備に向いています。
苦手なこと:
持続力のあるリーダーシップ。ストレスで萎縮しやすく、自分の意志を通しづらい。
乙 (きのと)
得意分野:
・繊細なアイデアの創出や調整、協調性を活かした仕事。
・人とのつながりを大切にする職場環境で活躍。
・柔軟性が求められる役割。
不得意分野:
・迅速な意思決定を要する場面。
・競争が激しく、攻撃的な仕事環境。
強い場合
得意分野:
繊細な調整やアイデア創出、クリエイティブな仕事。人間関係の構築にも優れます。
苦手なこと:
決断力を要する場面や、意見対立の場面での対応。
弱い場合
得意分野:
裏方や補助的な役割。細やかな配慮が必要な職務。
苦手なこと:
プレッシャーのかかる仕事や、不確定な状況への対応。
丙 (ひのえ)
得意分野:
・明るいエネルギーを活かしたモチベーションアップ。
・人前での発表や、注目を集めるプロジェクト。
・大胆な発想で新しい挑戦をリード。
不得意分野:
・細部の調整や継続的な地道な作業。
・繊細さや感情面でのサポートが必要な仕事。
強い場合
得意分野:
モチベーションを上げる、イベント企画、宣伝活動。表舞台で活躍する役割。
苦手なこと:
細部への注意や継続的な管理。時に熱量が過剰で空回りすることも。
弱い場合
得意分野:
サポートや裏方でムードを明るくする役割。適度な環境でポテンシャルを発揮します。
苦手なこと:
自ら主導するプロジェクト。エネルギー不足で途中で息切れする可能性。
丁 (ひのと)
得意分野:
・細やかな配慮や感覚を活かすデザインや芸術的な仕事。
・人の気持ちを汲み取る仕事(教育、医療、接客業)。
・安定した環境での継続的な努力。
不得意分野:
・突発的な変化が多い仕事。
・スピード感が求められる場面。
強い場合
得意分野:
繊細な感覚を活かした仕事。デザイン、料理、医療分野などに向いています。
苦手なこと:
急激な変化への対応。繊細さが災いしてストレスを受けやすい。
弱い場合
得意分野:
チームの潤滑油として周囲を支える役割。環境が整っていると能力を発揮します。
苦手なこと:
長時間にわたる高ストレス業務や、不安定な状況での意思決定。
戊 (つちのえ)
得意分野:
・計画を着実に進め、安定性を提供する。
・管理職や長期的なビジネス、建設や農業の分野。
・チームの中心となり、全体をまとめる。
不得意分野:
・柔軟な対応が必要な場面。
・変化やスピード感が求められる仕事。
強い場合
得意分野:
長期計画の策定、安定性の提供。建築、管理職、安定的なビジネスに向いています。
苦手なこと:
細かい変更や柔軟な対応。固定観念にとらわれると問題が長期化する。
弱い場合
得意分野:
明確なガイドラインに従う仕事。サポート役としての役割が得意。
苦手なこと:
リーダーシップや決断力を要する仕事。
己 (つちのと)
得意分野:
・緻密な作業や効率的な調整。
・家庭的な仕事や、多岐にわたる業務の管理。
・サポート役として全体のバランスを保つ。
不得意分野:
・スケールの大きい仕事やリスクの高い挑戦。
・急な判断を要する場面。
強い場合
得意分野:
緻密な計画作り、家庭的な配慮を要する職業。マルチタスクやリスク管理も得意。
苦手なこと:
大きなスケールの仕事や迅速な判断を求められる場面。
弱い場合
得意分野:
周囲のサポートを受けながら行うタスク。柔軟に立ち回ることで成果を出します。
苦手なこと:
自分だけで全体を管理する仕事。
庚 (かのえ)
得意分野:
・理論的な分析や調査。
・交渉や戦略立案、技術を要する分野。
・合理性が重視される環境での仕事。
不得意分野:
・感情面での調整や、感覚的な対応。
・曖昧さや不確実性が伴う場面。
強い場合
得意分野:
調査や分析、戦略立案、交渉。理論的で論理的なアプローチを要する職務。
苦手なこと:
感情的なやりとりや、突発的な変更への対応。
弱い場合
得意分野:
個々のタスクに集中する仕事。明確な目標があれば力を発揮します。
苦手なこと:
自らの意思で大きな変化を起こすこと。
辛 (かのと)
得意分野:
・洗練された感覚を活かした仕事(デザイン、ファッション、品質管理)。
・繊細な調整や、専門性の高い業務。
・規律を守る環境での仕事。
不得意分野:
・人間関係の複雑な調整。
・予測不可能な状況での判断。
強い場合
得意分野:
芸術性の高い仕事や、専門性のある分野。品質管理やファッション業界にも向きます。
苦手なこと:
協調性を要する場面や、感情に左右される状況。
弱い場合
得意分野:
繊細さを活かしたサポート業務。背景に徹することで結果を出します。
苦手なこと:
厳しい競争環境での仕事。
壬 (みずのえ)
得意分野:
・流動性を活かし、柔軟に新しいことを取り入れる。
・創造的なアイデアを生み出す仕事や、変化の多い分野。
・広い視野で長期的な目標を追う。
不得意分野:
・狭い範囲での詳細な作業やルーチンワーク。
・ルールや制約の厳しい環境。
強い場合
得意分野:
新しいアイデアや計画を生み出す。流動的な環境での仕事が得意。
苦手なこと:
制約やルールが多い職場環境。自由が奪われると力を発揮しづらい。
弱い場合
得意分野:
サポート的な役割やチームでの補助。穏やかに周囲と調和する。
苦手なこと:
大胆な変革や主導的な役割。
癸 (みずのと)
得意分野:
・教育やカウンセリング、調整役としての仕事。
・繊細な観察力を活かし、着実に進める業務。
・穏やかな環境で周囲を支える。
不得意分野:
・競争が激しく、感情的な対立が多い職場。
・迅速な判断が必要な場面。
強い場合
得意分野:
教育や研究、カウンセリングなど繊細さを要する職業。
苦手なこと:
即断即決を求められる仕事や、激しい競争。
弱い場合
得意分野:
周囲を和ませる役割や支援。着実に進める業務が得意。
苦手なこと:
変化の多い職場や責任の重い役割。
さいごに
ピンとくる十干は見つかったでしょうか?
迷った時の道しるべになると思うので、気になったところだけでもあれば幸いです。
五行で発揮するものについても書いておきますね!
木(思考・計画)
火(知恵・直感)
土(経験・信頼)
金(決断・分析)
水(知識・情報)
命式で多い少ないは確認できますが、自分の中でどのように作用しているかはわかりにくいものです。
得意不得意から、自分のメインになっている十干が弱いのか強いのかを知るとどう戦うかがみえて四柱推命を少し身近に感じられるようになることでしょう。
熱を帯びて暴走しやすい人、動き出したらストップが利かない人など、癖は様々です。
こうなるとコントロールできなくなるので、一旦止まれるようにするなど自分を制するために使ったり
逆にどうやっても動こうとしないから、動くために必要なイメージトレーニング(成功するイメージ)をすることでちょっとは良い方に進む足がかりにしてください🌟
持っているものを使うためにできることに挑戦していくことで、日々の充実も変わってくることでしょう!