惑星の習熟度を確認しよう|初心者から上級までレベルチェック

あなたはどこまで分かる?
惑星レベルチェック

最初は初級だけ分かれば、それだけで十分。
学んだあとに「これはどうだったかな?」と思い出すための習熟度チェックです。
答えられた数だけ、これまで学んできたことが身についている証拠です。


100%正解できなくても大丈夫。
分からなかった項目には、これから学ぶテーマが隠れているかもしれません。

🌱 初級

□ 9つの惑星の名前が言える

ジョーティッシュで扱う9つの惑星は、次のとおりです。

  • 太陽(スーリヤ)
  • 月(チャンドラ)
  • 火星(マンガラ)
  • 水星(ブダ)
  • 木星(グル)
  • 金星(シュクラ)
  • 土星(シャニ)
  • ラーフ
  • ケートゥ

この9つをまとめて「ナヴァグラハ」と呼びます。

ラーフとケートゥは実際の天体ではなく、月の軌道と太陽の通り道が交わる地点です。ラーフが昇交点、ケートゥが降交点にあたり、常に向かい合った星座に配置されます。

なお、ラグナは9惑星には含まれません。

□ 太陽・月・ラグナの違いが言える

太陽・月・ラグナは、同じ「自分」を表していても、見る部分が異なります。

ラグナ
生まれた瞬間に東の空に昇っていた星座です。
ホロスコープの1ハウスとなり、身体、外から見えやすい印象、人生の始まり方などを見る基準になります。

太陽
自分らしく輝こうとする方向や、人生で育てていく目的、中心となる意志などを表します。


感情、心の反応、安心できる環境、日常的な感じ方などを表します。

簡単に分けるなら、

  • ラグナ=人生の土台・身体・人生のスタート地点
  • 太陽=人生で育てていくテーマ
  • 月=心が安心できる場所

と考えると、違いを整理しやすいでしょう。

□ 各惑星のキーワードを3つ言える

まずは、各惑星につき3つずつ覚えてみましょう。

太陽
意志・目的・権威


感情・安心・日常

火星
行動・競争・情熱

水星
思考・言葉・学習

木星
知識・成長・恩恵

金星
愛情・喜び・美しさ

土星
責任・忍耐・時間

ラーフ
欲望・拡大・未経験

ケートゥ
手放し・過去の経験・精神性

惑星には、このほかにも多くの意味があります。最初からすべてを覚えるのではなく、基本となる3語から少しずつ広げていきましょう。

🎉 ここまでできたら初級クリア!

惑星の名前と基本的な役割が分かれば、ホロスコープを読むための土台はできています。

次は、惑星が置かれた状態によって、働き方がどのように変化するのかを見ていきましょう。


🌿 中級

□ ベネフィック・マレフィックを説明できる

ベネフィックは「自然吉星」、マレフィックは「自然凶星」と訳されます。

ただし、「よい惑星」と「悪い惑星」に単純に分ける言葉ではありません。
※水星は、関係する惑星や置かれた状態によって、吉星としても凶星としても扱われます。

一般的な基本分類では、次のように分けられます。

自然吉星に分類される惑星

  • 木星
  • 金星
  • 満ちていく月
  • 吉星と関係する水星

物事を育てる、広げる、調和させる働きを持つと考えられています。

自然凶星に分類される惑星

  • 土星
  • 火星
  • 太陽
  • 欠けていく月
  • ラーフ
  • ケートゥ
  • 凶星と関係する水星

困難、制限、分離、競争などを通して、変化や成長を促す働きを持つと考えられています。

自然凶星であっても、必ず悪い結果を出すわけではありません。火星は行動力、土星は継続力、太陽は自立心のように、人生に必要な力も表します。

□ 高揚・減衰を説明できる

惑星には、その性質を発揮しやすい星座と、扱い方に工夫が必要になりやすい星座があります。

高揚(ウッチャ)
惑星の性質を発揮しやすいとされる配置です。

減衰(ニーチャ)
惑星の性質を、そのままでは発揮しにくいとされる配置です。

惑星高揚する星座減衰する星座
太陽牡羊座天秤座
牡牛座蠍座
火星山羊座蟹座
水星乙女座魚座
木星蟹座山羊座
金星魚座乙女座
土星天秤座牡羊座

高揚していれば何もかもうまくいき、減衰していれば悪くなる、という意味ではありません。

実際には、ハウス、支配する星座、ほかの惑星との関係、減衰のキャンセルなども合わせて判断します。

□ コンバストを説明できる

コンバストとは、惑星が太陽に近づき、地球から見たときに太陽の強い光に隠れて見えにくくなる状態です。
コンバストは、ジョーティッシュでは「アスタ」、日本語では「燃焼」とも呼ばれます。
この状態になると惑星の働きが影響を受けると考えられています。

基本的には、太陽と惑星の黄経上の距離を計算して判定します。そのため、太陽と惑星が別々の星座にあっても、実際の度数が近ければコンバストになることがあります。

対象となるのは、主に次の5惑星です。

  • 火星
  • 水星
  • 木星
  • 金星
  • 土星

太陽そのもの、月、ラーフ、ケートゥは、通常この5惑星と同じ方法では判定しません。

コンバストした惑星は、本来の働きを表に出しにくくなると読む考え方があります。
一方で、惑星のテーマが太陽の目的や自己表現と強く結びつくと解釈する流派もあります。

コンバストだから悪いと決めるのではなく、太陽との距離、星座、ハウス、支配星などを合わせて見ることが大切です。

□ 惑星戦争を説明できる

惑星戦争は、ジョーティッシュで「グラハ・ユッダ」と呼ばれる配置です。

基本的には、火星・水星・木星・金星・土星のうち、2つの惑星が黄道上で1度以内まで近づいた状態を惑星戦争と呼びます。
同じ星座の中で起こる例が分かりやすいですが、細かな成立条件や勝敗の決め方には流派差があります。

  • 火星
  • 水星
  • 木星
  • 金星
  • 土星

太陽、月、ラーフ、ケートゥは、通常の惑星戦争には含めません。

惑星戦争では、一方が勝者、もう一方が敗者になると考えます。
敗れた惑星は、自分の役割を発揮しにくくなったり、もう一方の惑星との間で葛藤が生まれたりすると解釈されます。

ただし、どちらが勝つかについては、惑星の緯度や見かけの大きさなどを用いる複数の判定方法があり、流派によって結論が異なる場合があります。

初心者の段階では、

「火星・水星・木星・金星・土星のうち、2惑星が同じ星座で1度以内に接近した状態」

と覚えておけばよいでしょう。

コンバストは「太陽と惑星」の関係、惑星戦争は「太陽以外の5惑星同士」の関係という違いがあります。

🎉 ここまでできたら中級クリア!

惑星の基本的な意味だけでなく、置かれた星座や太陽との距離、ほかの惑星との関係まで確認できるようになりました。

ここからは、ラグナを基準にして、惑星がその人にとってどのような役割を担当しているかを読んでいきます。


🌳 上級

□ 12星座の支配星を言える

支配星とは、それぞれの星座を担当する惑星のことです。

星座支配星
牡羊座火星
牡牛座金星
双子座水星
蟹座
獅子座太陽
乙女座水星
天秤座金星
蠍座火星
射手座木星
山羊座土星
水瓶座土星
魚座木星

太陽と月は、それぞれ一つの星座を支配します。

  • 太陽=獅子座
  • 月=蟹座

それ以外の5惑星は、それぞれ二つの星座を支配します。

ラーフとケートゥの支配星座については流派差があるため、初心者向けの基本表では支配星を割り当てないことがあります。

□ 惑星の自然的な友好・敵対関係を説明できる

惑星同士には、友好、中立、敵対という関係があると考えられています。

これは「仲がよい惑星」「仲が悪い惑星」という人物関係ではなく、惑星同士の性質が協力しやすいか、調整が必要かを表したものです。

基本となる自然的な関係は次のとおりです。

惑星友好中立敵対
太陽月・火星・木星水星金星・土星
太陽・水星火星・木星・金星・土星なし
火星太陽・月・木星金星・土星水星
水星太陽・金星火星・木星・土星
木星太陽・月・火星土星水星・金星
金星水星・土星火星・木星太陽・月
土星水星・金星木星太陽・月・火星

惑星同士の関係は、必ずしも対称ではありません。

たとえば、月は水星を友好的に見ますが、水星は月を敵対関係として見ます。

また、出生図の中での位置によって決まる「一時的な友好・敵対関係」もあります。自然的な関係と一時的な関係を組み合わせることで、最終的な関係を判断します。

□ 機能的吉凶を説明できる

機能的吉凶とは、ラグナを基準にして、各惑星がどのハウスを支配しているかによって決まる役割です。

自然吉星・自然凶星が惑星そのものの基本的な性質を表すのに対して、機能的吉凶は「その人のホロスコープの中で担当する仕事」を表します。

一般的には、

  • 1・5・9ハウスの支配星は、吉意を持ちやすい
  • 3・6・11ハウスの支配星は、困難や努力を表しやすい
  • 2・7ハウスの支配星は、マラカとして働く可能性がある
  • 4・7・10ハウスの支配星は、自然吉星の場合に吉意が弱まると考える流派もある

などの原則があります。

たとえば、同じ土星でも、ラグナによって支配するハウスが変わります。

天秤座ラグナでは、土星は4ハウスと5ハウスを支配します。そのため、自然凶星でありながら、機能的には重要な吉星として扱われます。

一方、蟹座ラグナでは、土星は7ハウスと8ハウスを支配します。天秤座ラグナの土星とは、担当する役割が異なります。

このように、惑星の名前だけを見て吉凶を決めず、最初にラグナと支配ハウスを確認することが重要です。

□ ダシャーでの働きを説明できる

ダシャーは、どの惑星のテーマが表れやすい時期なのかを見るための時期区分です。

よく使われるヴィムショッタリー・ダシャーでは、9惑星が順番に一定期間を担当します。

担当している惑星を「ダシャーロード」と呼びます。

ダシャーでの働きを読むときは、少なくとも次の点を確認します。

  1. その惑星が本来何を表すか
  2. ラグナから見て何ハウスを支配しているか
  3. 何ハウスに入っているか
  4. どの星座に入り、どの程度力を発揮しやすいか
  5. どの惑星と同居・アスペクトしているか
  6. コンバストや惑星戦争などの状態があるか

たとえば木星のダシャーだからといって、すべての人に同じ出来事が起こるわけではありません。

木星が支配するハウス、入っているハウス、星座での状態、ほかの惑星との関係によって、表れやすいテーマは変わります。

また、マハーダシャーという大きな期間の中には、アンタルダシャーという短い期間があります。

そのため、

「大きな流れをマハーダシャーの惑星が示し、その中で具体的に動きやすいテーマをアンタルダシャーの惑星が加える」

と考えると整理しやすいでしょう。

ダシャーだけで出来事を断定せず、出生図の配置や現在のトランジットも合わせて判断します。

🎉 惑星マスター!

支配星や機能的吉凶、ダシャーでの働きまで説明できれば、惑星を単独のキーワードではなく、ホロスコープの中で働く存在として見られるようになっています。

すべてを暗記していなくても、必要な表を使いながら確認できれば大丈夫です。

分からなかった項目は、これから学ぶテーマとして一つずつ確認していきましょう。

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